長期保有がカギ
資産運用の基本的な事項をいまさら説明するのはあれかもですが、重要なのでココで叫んでおこうと思います。
資産運用は、長期で考えましょう。特にインデックス運用は、ファンドやETFを長期保有することで意味が生まれます。逆にいえば、短期の保有には不向きです。
なぜ長期保有なのかというと、まず市場に居続けることが大事だからです。市場が長期的には拡大するということが過去のデータからわかっていますが、短期的には山あり谷ありです。運がわるければ、10年くらい低迷することもザラです。
だから、せめて10年以上は市場にお金を置いておく必要があるのです。
また、複利の恩恵を受けるためにも、長期保有がカギになります。
金利には単利と複利があります。単利というのは元金にのみ利息がつくもの。福利というのは元金プラス利息に利息がつくというものです。
たとえば、100万円を年2%で運用したとき、単利の場合は15年で30万円(2万円×15年)の利益になります。しかし複利の場合は、約34万6,000円(100万円×1.02の15乗)の利益になります。
資産運用では、資産は複利で増えていきます。この複利は年数が長くなればなるほど威力を発揮するものなので、長期保有が大事になるのです。
だから、1度買ったら離さない、絶対に売らない。そんな気持ちで運用するのがいいでしょう。