海外ETFへのリレー投資
インデックス運用では毎月自動で積立がおこなわれるので、ほとんど何もする必要がありません。しかし、さすがに1年に1度は見直しをかける必要があります。
バランスファンドを購入している場合は、なにもおこなう必要はありません。バランスファンドの場合、リバランスは運用側で日々おこなってくれているので、自分でする必要はありません。というか、できません。ファンドの中身を個人がいじることはできないので。
見直しが必要なのは、あくまで個々のファンドで運用している場合です。その場合は、資産のリバランスをすることになります。
具体的にやるべきことは、海外ETFへのリレー投資です。
リレー投資とは、投資信託からETFへ乗り換えることです。ETFは信託報酬が同じ内容のファンドとくらべて安く、長期保有に向いています。ファンドからETFに乗り換えることで、長期的なパフォーマンスの改善が見込めます。
それなら最初からETF買っておけばいいんじゃない?という話になりますが、ETFは売買時に手数料がかかること、売買単位が大きいことから毎月の積立には不向きです。そもそも、自分で買い付けなければいけないし。
というわけで、毎月の積立は個々のインデックスファンドでおこない、1年たって大きな金額になったら、それらのスファンドを売ってETFに乗り換えるという作戦でいくわけです。
このとき、もし購入時よりも基準価額が上がっている場合は、利益が出て税金の負担が発生することになりますが、それよりも長期にわたるコスト低減のほうがはるかに効果があると思われるので、はりきってやっていきましょう。
※ なぜ「海外」ETFなのかというと、2008年9月現在、国内市場に上場しているETFの中で、世界的に分散投資できるものはないからです。欧米市場に上場しているETFを買わなきゃいけないんですね。